3Dデータを持ってない人が3Dプリンターを使う方法
全国の3Dプリンターマニア(?)に向けたブログも4回目。
今回は、「3Dプリンターを簡単に使いたい」という方に、3Dデータの作り方・入手の仕方に付いて書いていきます。
3Dプリンターでものづくりをしたい人は是非見て下さい。
次にプリントを使うには、3Dデータを使うには大きく3つの方法があります。
1つは、依頼する。
様々な3Dモデル作成・3Dプリントサービスが立ち上がっています。
こちらの会社などは3Dデータ作成から3Dプリントまで一括で行ってくれます。
見積もりは3つの方法から
・写真・イラストなど2D図面から
・図面から
・実物を送る
料金は都度見積もりになります。
明朗会計の所は少ないのですが、3Dモデル作成は、一般社団法人の3D GUNなどがいけてますね。
自分でつくれない&オリジナルのデータが欲しい!という方は依頼するのも手です。
用途は限られますが、人物フィギュア、ペットフィギュアの場合は、3Dスキャンサービスが幾つか立ち上がってるので、そこを使うのも手だと思います。
3D藻で得るにする際の留意点は、参考資料(画像)を沢山送ること。これを行うことにより、より精巧なデータを作ることができます。
海外のデザイナーなどは、3Dプリンター先進国ですが、人件費などの関係で日本と比べて安価なので、そこに依頼するのも安くコストを抑える方法でしょう。
2つは、3Dデータをダウンロードします。
3Dデータ共有サービスのthingversなどのサイトなどを使えば、無料でデータをダウンロードすることができます。
また、rinkakやDMM、shapewaysなどのサービスから3Dプリントごと購入することができます。
高精細のモデルなどは、amanaから有料で買えます。
amanaなどは、質の高いデータが落ちてあり、おすすめです。人物から果物、建物など、CG系のデータが特に多いですね!
3つは、自分で作る
かなり直感的な3Dデータソフトが立ち上がっています。
例えば、落書き感覚で3Dデータが作れるようなソフトとか・・・
あと、今はPhotoshopなどで3Dデータをつくることができます。かなり便利そうですね。
これにより、2Dデザイナー→3Dデザイナー
ここらへんのサイトで詳しく載っています。
http://www.3d-caddata.com/news/photoshop-cc
最後に、3Dプリンターを作るにあたり、昔と比べて、かなり敷居が下がった気がします。
昔は、無料ソフトも昔ほど充実していませんでした。今はデータをダウンロードする場所から依頼するところまで増えてきており、3Dデータが身近になりました。
是非皆さん、ご利用してみてはいかがでしょうか。
今後3Dプリンターによって変わること
3Dプリンターの登場は、趣味だけの分野でなく、ビジネスにおいても大きく変化が起こります。最新技術は様々な波長な分野で活用され、大きく社会を変えていく可能性があります。
3Dプリンターによって変わること、起こりそうな未来を書いていきます。
■製造の時間プロセスが短縮
3Dプリンターを使うことによって、今までの製造方法と比べて製造時間が短縮されます。3Dプリンターは、アウトプットソリューションでなく、プロセスソリューションという見方もされております。ものを作るというよりも、早く作るという事のほうがメリットとして大きくあります。
■3Dスキャンを使った万引きが起こりえる
3Dスキャナーと3Dプリンターがあることによって、実物を簡単に複製(レプリカ)することが可能となります。店頭においてある商品をスキャナーでデータ化すると、簡単なものだと万引きのようにモノを複製することができます。
アート系、芸術性が高いもの、昔の骨董品などがあげられるでしょう。実際に中国などで美術館に3Dスキャナーをもっていき、3Dスキャンするという事件が起きました。
■個人がメイカーになる
現在は、rinakやDMMなどのマーケットプレイスが普及し、個人が作ったデータをアップする場所、売る場所が多くなってきました。今までは、製造するのに金型を使うため、数十万~数百万円の価格が量産に掛かりましたが、1個からの製造が非常に簡単になりました。また、Kickstarterなどのクラウドファンディングも後押しし、作る前から売れ筋の商品を割り出すことができました。今まで企業、技術者、資本家しかできなかったモノづくりを、一個人が簡単に行うことができます。前回の記事でも書きましたが、3Dデータソフトなども無料で提供されているため、ものづくりの障壁が下がったと感じます。
また、個人が創りだす商品は、非常に独特でユーモアがあります。このムーブメントは、今のものづくりにおいても大きなヒントになりえるのではないでしょうか。
■足し算の製造の考えで細かなものまで表現できる
3Dプリンターの特徴として、素材を足し算で積み重ねていきます。今までは、引き算で素材を削っていくため、素材の種類も限られました。樹脂だけでなく、金属、石膏といった素材も利用可能に!他にもチョコや砂糖などのフードプリンターの分野でも、足し算という製造方法によって可能となりました。
このような足し算の考えにより、素材のバリュエーションが増えるだけでなく、アート的な表現が可能になります。
3Dデータの知識がなければ、「Smoothie3D」を使おう。
Smoothie3Dをご存知でしょうか?
このソフトを使えば、3Dデータを簡単につくることができることができます。
どれだけ簡単か??2次元のイラストをペンで描くくらい簡単らしいです。
いや、マジで全国のデザイナーはこれを触る価値があると思いますよ。
たとえば、写真やイラストがあれば、それをマウス(?)のようなもので、引っ張ると立体的にすることができますよ〜。
サイトはコチラSmoothie-3D
これはかなり熱いですね!!第一印象としては、かなりいいソフトだと思いますw
123DDesignやFusion360のモデルソフトと違い、0からデータを作っていくのでなく、写真やイラストをベースとして3Dモデルを作り上げていきます。
作りたいものが予め分かった状態で作り上げていくので、欲しいものが明確にある!という方にはおすすめです。なお、3Dデータは、STLやOBJデータに書き出すことができるので、そのまま3Dプリントすることができます。
3Dプリント前提のソフトなんですね。特般的には色付きの3Dデータを作ることはかなり難しく、ソフトも有料なものになります。そう考えると、こういった無料で使いやすいソフトは希少じゃないでしょうか?
また、このサービスが普及すると、以下の様な波長が出そうですね。
・3Dプリントしなくても、3Dデータをながめるだけでも楽しめそう
・イラストレーターの職業が、3Dデータ作成サービスを簡単に始められる
・子供がつかうことができ、将来的に3Dデータを興味をもつキッカケになる
幼少期から3Dデータを触れることは、ものづくりの世界においてかなりアドバンテージになるかと思います。
デメリットを挙げるとすれば、
・輪郭などの細かい表現ができない
・操作をなれるまでが少し難しい
などの問題点があります。やはり無料は無料なので、仕事として使うには、少し物足りないかもしれません。
それでも、3DCGのソフトでは、かなり優良株なソフトなので、今後の発展性に期待できます。有料版で、機能性がアップグレードするなどのシステムが合っても良いかもしれませんね。
他にも、訓練プログラムがあり、カリキュラムに沿って、3Dモデル作成を覚えることができます。様々なテクニックを身につけるとある程度のデータは作成できそうですね。
ジャンルとしては、ネンドロイドフィギュアのようなフィギュア、うさぎやネズミのような小動物のモデル作成は得意そうですね。逆に、実際の人物やアート性の高いものは不得意そうです。
3Dデータ作成、3Dプリントなどは、DMMなどの会社やインターカルチャーなど使えばいいと思います。3Dプリンターを使いたい人は、是非一度触ってみてはいかがでしょうか?
3Dプリンターで使えそうなアプリ「Thingivers」について調べてみた。
3Dプリンターを使いたい人は知っておきたいアプリサービス第一弾。
「Thingivers」について紹介していきます。
↓サービスサイト
Thingiverse - Digital Designs for Physical Objects
Thingiversは、3Dモデルをネットで公開し、お互いにダウンロードしあえるサービスです。
データをダウンロードだけなら誰でも行なえ、メンバー登録すると、データをアップロードしたり、作品に対していいねやコメントなどのアクションを起こすことができます。他にもクリエイターのフォローや作品のお気に入りなども行えます。
また、メイカー同士でコミュニケーションが取れるオンライングループ機能もあります。
なんと、データは基本的にフリー!(将来、一部有料になる可能性がありますが)
無料、、いい言葉です。
運営元はMakerbot社で、現在10万店を超えるモデルが集まっています。3Dデータ共有サービスなら、世界最大級のプラットフォームと言えるでしょう。
少し前の2015年頃には、オランダのスタートアップ「3D Hubs」とも提携しています。
3D Hubsは、家庭用3Dプリンターの共有サービスで、3Dプリンターを持っていない人でも3Dプリントを気軽に利用することができす。
この提携により、3Dデータの造形までをワンストップで行うようにしています。欲しいデータが有れば、ボタン一つで出力してくれるようになります。
3Dデータのダウンロードだけでなく、3Dプリンターを持っていない人でも気軽に使えるようなサービスとなります。
ただ、シェアする際は、データにより二次加工がOKかどうかの記載があります。
二次加工がOkであれば、そのデータをさらにイジって、データが洗練されていくようになります。
同じように、商用OKか?著作権を有しているか?の確認もあります。
自身で遊ぶ用途でのプリントまでは大丈夫ですが、もしプリントしたモノを第三者に販売まですると法的にNGになる場合があります。
少し前に、プリントしたものをECサイトで販売した人が逮捕されたニュースもありました。
ご利用する際は、その点を少し気をつけてください。
使いこなせれば、かなりいいサービスです。
このように、めちゃくちゃ面白そうな玩具も簡単に手にはいります。
The 3D Printed Marble Machine #3 by Tulio - Thingiverse
おもちゃやホビーだけでなく、機械部品、スマホケース、インテリアグッズなど、様々な分野のグッズのデータが落ちています。
3Dプリントサービスで大型のモノができないか調べてみた?
3Dプリンター関連記事第二弾。
今回は、大型の3Dプリント模型について調べてみました。
3Dプリントサービスでは、こちらの会社の情報を参考にしました。
フルカラー石膏、アクリル樹脂、ナイロン樹脂を初め、フルカラー樹脂という希少な素材の扱いも扱っており、3Dスキャニング、塗装まで対応しております。
ただ、制作事例を見る限り、どでかいフュギュアの実績は特にないみたいですね。
とにかく大きいフィギュアって作られないですかね?DMMのクリエイターマーケットを見ても特になかったです。
巨大な3Dフィギュアって需要ありそうですね。
大型のフィギュアがでてきたら起きそうなこと・・・
・等身大の人物フィギュア
・二宮金次郎像の複製(レプリカ)
・お台場にあるガンダムみたいに展示として
・キャラクタービジネス?
調べてみたら、意外と大型のフィギュアって少ないんですね。サービスを扱ってる会社が少ないどころが殆どいない。
もっと、誰かが挑戦しそうな分野ではあるのですが・・・。
と思ったらありました。大型のフィギュア作成サービス。
「FOTFIG」という会社が行っています。
元々のキャラクターと比べても、どれくらい大きいか分かりますね。
料金は都度見積もりになります。
業界初!等身大フィギュアの3Dプリントサービスがついに登場! | 3Dプリンターなら「Makers Love(メイカーズラブ)」
特徴しては、ナイロン樹脂(ポリアミド樹脂)を使っています。
従来、色有りのフュギュア作成はフルカラー石膏がメインとなっていましたが、ナイロン樹脂ですと、さらに大きなサイズが可能となります。
例えば、DMMの石膏サービスは、200×380×250mm
ナイロン樹脂の場合、533×665×355mmと倍近くのサイズを出すことが可能です。
●サイト、選べる素材一覧 - DMM.make 3Dプリント
また、ナイロンは石膏と比べて、接着や分割がしやすい利点があります。
なので、いくつかパーツを分割し、つなぎ合わせることで巨大なフィギュアを作ることができます。
(石膏はくっつきにくい&脆いというデメリットがあるのだとか)
そのかわり、ナイロン樹脂はデフォルトで色がつかないので(白色の単色)、手作業で色をつけることが必須となります。
3Dプリントは、材料費だけでも高価なので、巨大フィギュアとなると、かなりのお値段になりそうですね。
多分百万円単位になるのではないでしょうか?
今のところ、サービスの少なさと、値段がネックですが、今後技術が進化すると色々と夢は広がりますね。
こちらのサイトも参考になりました。
3Dプリントペンのよさ気な奴を探してみた!
最近、3Dプリントペンが欲しくなりました。
今の仕事(?)はイラストレーターなんですが、3Dプリントペンがあれば、なんか色々とできそうだなーと。
なんか「3Doodler2.0」ってのを見たのですが、国内で販売していて1万3,000円くらい。いまのところこれがいいですね。
価格が安いうえに、クオリティがくそ高いです。
これが「3Doodler2.0」↓
画像は、「空中に立体絵が描ける! 3Dプリントペン「3Doodler2.0」が国内で販売決定、1万3800円 - ねとらぼ」から!
できたものを見てみると、なんかよさ気。
3Dプリントペンって文字通り、3Dプリンターのペンみたい。
光造形で、樹脂を溶かして固めて、造形物を作っていくみたいですね。
この動画が分かりやすかったです!
描く時の流れと、詳しい原理などが載っています。
3Dsimoは、チェコで出ている商品で、ペンのカタチがかなりクリエイティブ。
これが85ドル、日本円で8,500円。
ただ、こういった3Dプリントペンって子供が使ったりするとかなり危ないみたいですね〜。
樹脂を溶かす際、素材は熱いので火傷します。
こちらは、中国が出しているWANHAOって3Dプリントペン。
こちらは130ドルで、だいたい13,000円くらい。
3Dプリントペンは、今のところこの3つで迷っています。
あと、以下のサイトに詳しく歴史(?)が載ってたので面白かったです。以下引用。
10,000円以下で買える3Dプリンター?3Dペンのまとめ | 3Dプリンター 家庭用なら、3D CAD DATA.COM
3Dペンは、2013年にキックスターターに「3Doodler」が登場して、その後いくつかの3Dペンが登場しています。当初は3万ドル(約300万円)を集めようとしてキックスターターに登場した3Doodlerは、なんと234万ドル(約2億3,400万円)の支援を集めてしまいました。3Doodlerは、空中に絵が描けるというコンセプトで大注目を集めました。ちなみにdoodleは「イタズラ書きする」という意味。
それに続けと登場したのが「3Dsimo」。「3Dsimo」は3Doodlerよりも扱える素材が多く、PLA/ABS以外にもPVA/ナイロン等も使うことができます。しかし「3Doodler」同様にクラウドファンディングサイトIndieGoGoに登場した「3Dsimo」は目標額20,000ドル(約200万円)に対して、63万円しか集まらずプロジェクト成立には至りませんでした。そこで「3Dsimo」はデザインを変更して再度支援プロジェクトをIndieGoGoに立ち上げました。1,000ドル(10万円)をプロジェクト成立額として設定したプロジェクトは最終的に11,058ドル(約110万円)の支援を集めてプロジェクトが成立しました!細かな性能等も向上させたのかもしれませんが、やはりデザインが洗練された事が大きいのではないでしょうか。確かに新たな「3Dsimo」は、これなら欲しい!と思ってしまうようなデザインです。
3Dプリントペンって、2013年に誕生したらしいんですが、意外と歴史的に浅いんですね。色々勉強になります。
結果、「3Doodler2.0」が今のところ有力候補かな〜。
最初に紹介した、ナカバヤシさんが出している「3Doodler2.0」が今のところいい感じかな〜。
3Dプリントペンで検索してみても、「3Doodler2.0」が上にあがってきますよ〜。
あと、どうでもいいのですが、
3Dプリントペンって、表現するときに、「書く」でなく「描く」という言い方するのが個人的にいいですね。
ぼくもこれから「描く」仕事をしていきたいと考えています。